★新左翼ーブントの歴史 ★ブント・新左翼/ペンネーム(本名)Chronicle(8・3更新)
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★共産主義者同盟文献リスト
重信房子さんは、日本赤軍としてパレスチナ解放闘争と共闘し、2000年に逮捕され獄中22年を経て、2022年5月28日に出獄された。
本書はその獄中で執筆された約470ページ膨大な力作です。
昨年10月7日パレスチナ解放勢力のイスラエルへの反撃―アルアクサの氾濫作戦以降、膨大なパレスチナ(イスラエル)問題の書籍、雑誌、文書が書店、WEBに氾濫しています。
多くは学者、評論家の歴史書、研究書、評論です。これはこれで意義はありますが、『パレスチナ解放闘争史』は「パレスチナ解放の担い手たちを辿って」、強いて言えば新左翼としてのスタンスから書かれています。
パレスチナでも、我々と同時代の新左翼―PFLP等の苦闘があります。他国の事として考えず、我々の課題として、ぜひ読んで頂きたいです。
「本書の中では、パレスチナ解放闘争とアラブ諸国との関係を多く記しています。「・・国際情勢に連動する「アラブの中でのパレスチナ解放闘争」というアングルから、パレスチナ解放の担い手たちを辿っています。
アラブの政治と不可分のパレスチナ、それが私自身が活動し、暮らしてきた実感でもあるからです」
第1章アラブ民族主義運動とパレスチナーサンクス・ピコ密約、バルフォア宣言の中で
から始まり、1916年から2024年現在までの「パレスチナ解放闘争」が記されています。
アラブ民族主義運動の結果として、現在アラブー中東は、イギリス、フランス、イタリアの植民地支配を脱しサウジアラビア、エジプト、イラク、シリア、イラク、ヨルダン等々と
イスラエル、パレスチナ(自治政府)を含めて29ヵ国で国家独立を勝ちとっている。
「国家独立」は、王政、イスラム主義、アラブ社会主義に一端は結果しました。
その中で60年代末に、第3インター系の「共産党」では無く、ファタハ、PFLP、PLO等が登場しました(第4章パレスチナ解放勢力の登場)
その後、中東戦争、オスロ合意、東欧・ソ連の崩壊を経て、21世紀に入ってもPFLP等の苦闘は継続します。そして間確紆余曲折を経ます。
「パレスチナ解放闘史」は、パレスチナ解放勢力をただ支持、賛美するのではなく、PLO、パレスチナ自治政府(PA)の問題も記されています。
ただし、「批判」に終始しては居ないと思いますし、他方でイスラム主義勢力を支持一般では無いです。これらは、日本赤軍―重信房子さんの闘いの総括でもあると思います。
現在、ハマース等「民族解放・イスラム主義」が主要になっていますが、「民族解放・社会主義」を掲げるPFLP等の苦闘もあります。
最後の第20章反占領―パレスチナ統一を全人民と共に・・では、「国際連帯行動は、六〇年代から七〇年代「国際主義」の名において、世界が国境を越え変革のために相互に分かち合い助け合った時代の経験を継承している。
・・・・国際連帯は重要である。シオニズムと帝国主義支配に抗した良心の闘いの砦であったパレスチナ解放と革命がジェノサイドの犠牲の中から世界の良心に呼びかけている」と記されています。
全20章、約470ページの膨大な量と活字の小ささは、読破に困難ですが、ぜひ若者・学生活動家に読んで欲しいです。
重信房子さん、故奥平、故安田さん、岡本さん、そして故和光晴生さん達は20歳代でパレスチナに飛翔しています。私と同年齢の西川純は、熊本刑務所で無期懲役です。「ここがロドスだ、ここで跳べ」
パレスチナ解放闘争史の年表1892年ー2024年(1月17日更新)
★追悼!和光晴生(元日本赤軍) 1948年ー2023年(享年75歳)
獄中手記5・30リッダ空港銃撃決死作戦総括の深化に向けて(2021・11)
獄中手記(2022・6・17)
獄中手記(2022・9・9)
獄中手記(2023・5・24)
獄中手記(2023・9・15)
獄中手記(2023・11・24)
3月17日(日)「DVD怒りをうたえ」
70年安保・沖縄闘争―記録映画 関西上映会
3・17「DVD怒りをうたえ」関西上映会へのメッセージ 李篤勝(りとくしょう)
沖縄青年同盟 資料集 「復帰」に抗した〈在日〉沖縄青年運動
【刊行にあたって】 「ウチナーヤ、ニホンヤガヤー」激動に刻んだ結社の思想と行動(仲里効)
【目次】 I 部 機関紙・ビラ・論文関係 I 部解説(田島一雄) II 部 理論誌『沖縄解放への道』沖縄青年同盟論文集
II 部解説(村吉則雄)
III 部 国会内決起闘争・裁判関係 III 部解説(長嶺弘善) IV 部 組織内論争 IV 部解説(仲里効)
V 部 沖青同の衝撃・波及 アジアとの連帯 V 部解説(高良勉)
【刊行によせて】 爆竹とウチナーグチが灯した熾火(後田多敦) 【沖青同関連年表】 【あとがき】 未来の〈海邦〉への架け橋(長嶺弘善)
発 行:琉球館/Ryukyu 企画 サイズ:B5 版 540 ページ 発行日:2023 年 10 月
29 日 販売価格 5,000 円(内税)
1960s Three Block Class Struggleー世界同時革命
・・一〇/八の偉大な成果とは何か。
その第一は、日本帝国主義の本格的アジア侵略に公然と挑戦することによって、権力の野望を暴露し、各国の支配階級の動揺を、反対に闘い続けている労働者人民に限りない勇気を与えた。
権力の国際的国内的権威の失墜は莫大である。
第二に、日本人民は「剣闘士と野獣の闘いを観覧するローマ市民」から、はじめて血と命をかけた諸国の人民と同資格を得た。国際的闘い今や一つに固く結びつけられる基礎を獲得した。
第三に、我々自身の利益を守り抜くには、我々自身が武装して闘い抜く以外に道ははないこと、国家は我々の味方ではなく、敵であることを身をもって示した。何人もふみ込み得なかった、
権力の聖域に、突き進んだがゆえに、権力は驚愕し、総力をあげて反撃を開始した。労働者は今や本能的に自己の方向を掴み取り始めた。この三つのことが現在の全社会的流動の根源である。
このことと切り離された山崎君の死の意味はない。(1967年「羽田闘争の成果を再認識し、闘いを10/13・10・21へ大きく発展させよう!」『烽火』第5号/共産同関西地方委員会)
「労働者は祖国をもたない」-これは、(α)彼の経済的地位が一国的ではなく、国際的なこと、(β)彼の階級敵が国際的なこと
(γ)彼の解放の条件もまたそうであること、(σ)労働者の国際的統一が一国的な統一よりも重要であること、を意味しています.
レーニン「イネッサ・アルマンドへの手紙」1916年)